こんにちは
営業の上田です。
今日、ご紹介するスポットは
西大路八条を少し上がった所にあります。
『若一神社(にゃくいちじんじゃ)』です。
もとは、平清盛が六波羅在住の頃、
西八条御所という別邸があった場所で、
仁安元年(1166年)8月、熊野詣に向かう時
「土中に隠れた御神体を世に出し奉斎せよ」と御告げがあり、
邸内を探すと東方築山より光が放ち、
土中から若一王子の御神体が現われた。
社を造り鎮守し開運出世を祈ると、
翌年仁安2年(1167)太政大臣に任ぜられた。
と伝えられていることから、
開運出世の御利益があるといわれている。
また、境内には、西大路通にはみ出す大楠があり、
この大楠は、平清盛が太政大臣に
任ぜられたのに感謝して手植えしたとされ、
西条御所が火をかけられた時も焼け残りました。
以後若一神社の御神木として大切にされてきました。
そして、この木を切ったり移し替えようとすると、
必ず祟りがあったと伝えられます。
平安や鎌倉時代の事だけでなく、
昭和の初め、市電工事の際にどけようとしたところ、
工事関係者に次々と事故や不幸が襲い、
やむなく断念したといういわく付きの大楠なのです。
そのため、ここだけ道が真っ直ぐではないとか。
京都に来られる際は、是非よってみてはいかがでしょう。
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