京都らしい場所案内Blog コーエイのスタッフが京都の街をご案内します。

土下座像(京阪三条)

tai
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どうも、営業の田井です!!

お久しぶりです。

 

 

皆さん、最近「土下座」したことありますか??

 

 

えっ、ないんですか!?

 

 

失礼しました。

 

 

そりゃそうですよね。

よっぽどのことがない限り、

普段の生活で「土下座」なんてしませんよね。

 

 

そもそも「土下座」ってどういう意味なのでしょうか?

 

 

そういわれると、意味なんて調べてこなかったので、

今回、調べてみました。

 

 

土下座の意味はこちら↓↓

 

【土下座(ど・げざ)】

①申し訳ないという気持ちを表すために、

 地面や床にひざまずいて謝る事

 

②昔、貴人の通行に際し、

 ひざますいて額を低く地面にすりつけて礼をしたこと

 

 

調べてみてわかったことは、僕もそうですが、

だいたいの人は①の土下座の意味しか、

頭になかったのではないでしょうか。

 

 

一般的には①の

「謝罪」の意味で使われていますよね。

 

 

僕が驚いたのは、

まったく逆の、

「礼を表す」「感謝の気持ちを表す」という意味が

土下座という言葉に含まれていたということなのです。

 

 

「へえ~!へえ~!へえ~!」

 

 

そして、いよいよ本題ですが、

今回、私が紹介する、

おススメ京都観光スポットは

こちらです!!

 

 

「土下座像です」

 

 

三条通りと川端通りの交差点の三条京阪駅に

「土下座」と呼ばれる銅像があります。

 

 

京都では「待ち合わせ」場所として有名なこの像。

 

 

よく学生さんの「ドゲザ前に6時ね♪」などと

会話の中に登場してきます。

 

 

この人は高山彦九郎(たかやまひこくろう)という

江戸初期の人物です。

 

 

諸国を行脚して尊王論を説いた

「寛政の三奇人」の一人だそうです。

 

 

幕府の追求を受け、福岡の久留米で自刃しましたが、

「尊王運動の先駆者」として幕末の志士たちに

強い影響を与えた人物なのです。

 

 

あの「吉田松陰にも影響を与えた偉い人なのです」

 

 

※ちなみにその他の寛政の三奇人は

「林子平」「蒲生君平」です。

 

 

この土下座像、台座にはこう書かれていました。

 

 

「京都に出入りする折には、

この銅像の姿のように、京都御所に向かって礼拝した。」

 

 

つまり、高山先生がしている土下座は

謝罪の土下座ではなく、

「礼をつくす」という意味の土下座なのです。

 

 

そして向いているのは、北西。

 

 

京都御所のある方角です。

 

 

これを知った時、

この像の本当の意味がわかった感動で

ニンマリしてしまいました。

 

 

おそらく多くの人が

違った解釈をしているであろう

この土下座像。

 

 

あまりにインパクトが強すぎて、

目に焼き付いて離れないその表情。

 

 

あの切々と遠くを見つめる表情から

「日本を良くしたい」という

強い志が感じられます。

 

 

ゴールデンウィークが過ぎ、

徐々に暖かくなってきたこの日の京都、

僕は、

そんな土下座像前に立ちながら、

少しでもその後光にあやかろうと

一礼をして帰ったのでありました。

 

 

みなさんも、京都に来られた際は、

是非この「土下座像前」に足を運んでくださいね。

 

 

その時はこの一言を必ず言って下さい。

「ドゲザ前に6時ね♪」」

と(笑。

 

 

文章が長くなり、大変失礼致しました。

 

 

いよいよ京都も修学旅行のシーズンです!

 

 

皆さんにお会いできることを

楽しみにしております!

 

 

では、また次回!!

 

 

さようなら~。


2013年5月13日 | カテゴリー:見る  |  スタッフ紹介へ

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