はじめまして、こんにちは。
京都で一人暮らしをして早10年の事務の水上です。
京都の魅力をたくさんご紹介していきたいと思います(^^)
京都らしさを象徴するものの一つに花町があります。
京都で有名な五大花町と言えば、
上七軒・祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町ですが、
昔は六つの花町がありました。
日本最古の花町・島原です。
JR丹波口駅からほど近い場所にありますが、
最初は二条柳馬場に開かれました。
正式名称は西新屋敷と言いますが、
急な移転騒動が島原の乱に似ていたことで
島原と呼ばれるようになったのです。
残念ながら現在は住宅地になっていますが、
当時の面影を残すものとして
『島原の大門』と『角屋』・『輪違屋』が現存しています。
写真は『角屋』さん。
当時は島原を代表する揚屋(料亭)でした。
現在は美術館として一般公開されていますが、
幕末には西郷隆盛などの勤皇志士達が密議を凝らし、
彼らを探し求めた新撰組が乱舞した場所でもあります。
ちなみに、芹沢鴨が暗殺される直前に飲んでいたのも
この『角屋』さんです。
もう一軒残る『輪違屋』さんは、
なんと現在も営業中の
日本で唯一太夫を置いているお茶屋さんです。
営業中のため非公開ですが、
桂小五郎書の掛け軸や近藤勇書の屏風などが
飾られているそうで、幕末好きの方なら一度は訪れてみたい
ホットスポットではないでしょうか。
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