こんにちは。営業の上田です。
4月に入り、外出するには良い気候になってきました。
今日は、そんな散策にぴったりのスポットをご紹介致しましょう。
京都市南区にあります『東寺』です。
東寺は平安時代に建立された官寺で、
真言宗の宗祖である弘法大師空海が、
嵯峨天皇から賜ったことで密教寺院としても有名です。
平成6年には世界遺産として登録されています。
東寺と言われても、
京都以外にお住まいの方にはピンとこないかと思います。
では、京都を舞台にした、
テレビ番組、ドラマの冒頭で京都タワーと五重塔が
映っている映像をご覧になられたことはないでしょうか?
そうです、あの五重塔が立っているお寺が東寺です。
境内に入るとひときわ目に付くのが、
やはり高くそびえ建つ国宝・五重塔。
高さはおよそ55mあり、
木造塔としては日本一の高さを誇ります。
残念ながら創建から4度焼失しており、
現在の塔は5代目、
1644年に徳川家光の寄進で建てられたものです。
実際に、塔内部にも入ることができます。
初重内部には心柱を囲むように四仏座像が安置されており、
壁や柱には両界曼荼羅や真言八祖像が描かれ、
塔内とは思えない豪華さになっています。
私自身、五重塔だけに五階建て建物のイメージでしたが、
実際部屋になっているのは初層部のみで
上層部は心柱を支えるために複雑に木組おり、
上層には登ることはできません。
ただ、こうした造り方が、
地震に強い耐震構造になっているそうです。
塔が高層化したのは、境内に入れない一般の人々が
離れた場所からでも参拝できるようにした為
だといわれています。
遠くから眺めるのも良いものですが、
私のおすすめはなんといっても
塔の真下から塔を見上げること。
圧巻です!
高層ビルを見上げるそれとは、
全く違った感動があります。
一度やってみて下さい。
そろそろお時間となりました。
この場で全てをご紹介できないのは
すごく残念ですが、
東寺にはその他にも
素晴らしい文化財がたくさんあります。
また毎月21日の御影供の日には「弘法市」があり、
東寺境内に骨董市が立ち並び多くの人で賑わいます。
是非一度訪れてみてはいかがでしょう。
« 前の記事 | 記事一覧に戻る | 次の記事 » |