京都らしい場所案内Blog コーエイのスタッフが京都の街をご案内します。

釘抜地蔵

iwazaki
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岩崎です。

 

 

 

秋らしい気候になり、紅葉の季節が近づいてきました♪

京都は紅葉スポットがたくさんありますので

何処に行こうか迷いますね~。

是非色々な場所を訪れてみて下さい!!

私も紅葉狩りに出かけたいです(>△<)

 

 

 

今回ご紹介させて頂くのは、

西陣の一角にあります「釘抜地蔵」です。

 

 

 

正しくは石像寺(しゃくぞうじ)という浄土宗の寺院で、

〝釘抜地蔵〝〝くぎぬきさん〝として人々から親しまれています。

当時は諸々の苦しみを抜き取るという信仰から

「苦抜地蔵(くぬきじぞう)」と呼ばれていましたが、

それがなまって「釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)」となりました。

 

 

 

□一説には

~その昔、京の大商人 紀伊国屋道林が突然手の痛みに苦しみ

様々な治療をしたが治らず、このお寺に願掛けに来ました。

その夜、道林の夢に地蔵菩薩が現れ...

「この痛みの原因は前世で人を恨み、

人形に釘を打った報いである。

私がその釘を抜いてあげましょう」と言い

二本の釘を指し示しました。

夢から覚めると両手の痛みがとれていました。

道林はすぐにお寺に行きました、すると...

ご尊像の前に朱に染まった二本の八寸釘がありました。~

 

 

 

以来、手に刺さっていた前世の恨みの釘を抜いて救った事から

釘抜地蔵と呼ばれるようになったとも伝えられています。

 

 

 

痛みや苦しみをすっと抜いてくださるという事で

地元の方に親しまれ、多くの方が参拝されます。

願い事が叶い、お礼参りに来られた方は絵馬を奉納されます。

 

 

 

私が驚いたのはこの絵馬です!

 

 

 

何とも珍しい、釘と釘抜が付けられているのです!?

そして石像寺の壁がこの絵馬で覆われているのです。

その他にも至る所で釘と釘抜を見かけましたよ~。

 

 

 

気軽に参拝できる所ですので、

この不思議な絵馬を一度ご覧になってみてください。


2010年11月 8日 | カテゴリー:見る  |  スタッフ紹介へ

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