皆様、初めまして事務の岩崎です☆
私は今回、京都市北区鷹峯を訪れました。
玄琢下からゆるやかな坂道の鷹峯街道を
登って行くと街道沿いに古寺が集まっています。
その中の一つ...
禅の精神を伝えている「悟り」と「迷い」の窓、
伏見城の遺構で戦の悲劇を物語っている
血天井等で有名であり、
南北朝時代創建の古刹で
紅葉の名所でもある源光庵。
この『源光庵』の二つの窓についてご紹介させて頂きます!
本堂右手にあります二つの窓。
入った瞬間、
その窓の放つ存在感は
あまりにも大きく不思議な感覚に陥ります。
庭園は、北山を借景とした枯山水となっております。
・悟りの窓 (写真左)
円型に「禅と円通」の心を表し円は
大宇宙を表現しています。
・迷いの窓 (写真右)
角型に「人間の生涯」を象徴し
生老病死の四苦八苦を表しています。
この二つの窓越しに望む庭園は見事です。
閑静な場所にある事もあり、
普段はひっそりとしています。
しかし紅葉の時期になると
多くの観光客の方が詰めかけられます。
窓から見る紅葉は「絵画のよう」と
言われるぐらい美しいですが、
季節外れのひっそりとした時に訪れてみるのも
また違う趣を感じられると思いますよ。
私もそれぞれの窓の前に座り
表現されている意味を考えてみたり、と
じっくり眺める事ができました。
見る人の思想や考え方、
また季節によって様々な解釈ができる
不思議な庭園だと思います。
心静かに瞑想にふけってみてはいかがでしょうか!?
« 前の記事 | 記事一覧に戻る | 次の記事 » |