こんにちは。清水地区担当の村岸です。
今回ご紹介させて頂くのは清水寺の『鐘楼(しょうろう)』です。
場所は、清水坂を上り清水寺の正面にある
仁王門(重要文化財)を越えてすぐ左側に有ります。
あの重い梵鐘(2.03トン)を吊るためにどの様に造られているのか
気になり調べてみました( ..)φメモメモ
鐘楼を建てる際の柱は四隅に4本が一般的ですが、
清水寺の鐘楼は、間に2本追加して、6本で組まれています。
また、6本の柱はすべて少し内側に傾ける
「四方転び」という技法を用いることで、
しっかりと屋根と梵鐘を支えているのです。
このような技法を用いて、
念には念を入れた頑丈な柱組みがされているのですね!
四代目の梵鐘(重要文化財)は、応仁の乱後、
当山を復興した願阿上人(がんあしょうにん)の
大勧進活動によって文明10年(1478)に奉納されて以来、
なんと530年の間、京都・東山にその音色を響かせてきました。
金属疲労が進んだため、堂よりおろされ、
今は静かに宝蔵殿に納められています。
現在あるのが、色彩鮮やかな鐘楼と相性よく収まっている、
五代目の平成の新梵鐘です。
僕のおすすめは、
夜間拝観時に随求堂へ続く参道の階段から
見上げる鐘楼(しょうろう)がライトアップされ
より綺麗でおすすめです!
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