どうも、営業の田井です。
今回紹介する京都隠れ家スポットは
僕の住んでいる家の近所にある禅寺
『閑臥庵』(かんがあん)です。
「閑臥庵」は山号を瑞芝山という黄檗宗の禅寺です。
もとは、梶井常修院の宮の院邸であったが、
江戸時代前期に後水尾法皇が、
夢枕に立った父・後陽成天皇の言葉に従って、
王城鎮護のために貴船の奥の院より
鎮宅霊符神をこの地に歓請し、
初代隠元禅師から六代目の
黄檗山萬福寺管長千呆禅師が
開創となって寺としたのが当寺の起こりです。
と、ここまでがお寺の紹介なのですが、
実はこの禅寺さん、
BARが隣接されているのです。
お店を切り盛りしておられるのがお寺のお坊さんで、
それもまた不思議な印象なのです。
薄暗く、雰囲気ある店内は重厚な一枚板のカウンターで
カウンター越しに見えるのは枯山水の庭園。
あと、ここは普茶料理が有名で、
閑臥庵の京普茶料理は精進料理で、
油を巧みに使うのが特徴で、
薬膳料理と相通じるものがあり、
材料からしても非常に健康的で
これを食し続けていた黄檗の高僧は、
おしなべて長生きだったといわれています。
夜のお寺が楽しめる数少ない場所ですので、
みなさんもぜひ一度、京都にお立ち寄りの際は、
閑臥庵を除いてみて下さいね!
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